naoです。行って来ました、和白総合健診クリニック。
食べ物を口にできるのは朝7時までなのに、寝過ごしたせいですでに空腹。
11時前に受付に到着。
ちょっと古めの病院といったかんじの受付で、問診表や検尿容器を渡し、軽く説明を受け、先に支払いを済ませる。今回の申し込みは、CTやマンモグラフィなどを含む「エグゼグティブコース」。
他にはMRIで頭部を含む全身を見てもらえるロイヤルコースなどがある。
案内された女子更衣室で、専用の検査着に着替える。
さしずめ、ゴルフ場の更衣室。
着替えるとこうなる。首から下げているのは、ロッカーの鍵。
着替えたら、受付で名前を呼ばれるまで待つ。まずは採血室で4本分の血液をとる。
主に腫瘍マーカー用と思われる。
PETは一番ラストで、それまでに全ての検診を済ませる。
マンモグラフィ(乳がん)や、胸部腹部のCTをレンゲン受付で完了すると、次は検査室で、眼底写真撮影と、腹部胸部のエコー(ジェルを塗って超音波で調べる・・・たぶん妊婦さんが赤ちゃんを見るやつですね)、そして心電図。
これら全て完了した段階で、12時20分。
いよいよPETだ。
道を挟んで向かいにPET画像診断の建物がある。
もしかしてこの格好↓
で行けと言うのかしらん、でもま、ここら一帯は、温泉街に浴衣姿が溢れているが如くに、「和白病院」の患者姿で溢れているのが一般なのかもしれない、と心を決めた瞬間、目の前に車が止まった。
本人はシルバーのクラウンの後部座席に、人間ドッグの検診結果は助手席に乗せられ、徒歩45秒、約50mの距離を車で送り迎えされる。嬉しいのか勿体無いのか、不思議な気分だ。
ここはビジネスホテルか、と見まごう建物に入ると、個室でPETの説明を受け同意書にサインする。ここで許可を貰ってこの写真を撮る。
受付前の待合室では、尿を出すための水分補給を求められる。
水またはお茶を指定し、500mlの水分を取ると、重い扉二枚向こうの、放射能管理区域内に入り、PET用の検査液”FDG”を注射される。点滴のように二分弱かかる。
それが済んだら1時間程度安静にする。FDGをまんべんなく行き渡らせるためか。
薄暗い個室のリクライニングソファで毛布にくるまって寝た。ちょっと寒かった。
50分安静が済み、まずはトイレに行かされる。FDGは放射性物質を含むため、トイレはロビー内ではなく、二重扉内の放射線管理区域のトイレを使用する。なんだかラドン温泉の匂いのするトイレだった。
男性トイレには、尿をこぼして検査着につくと正しく判断できなくなるので気をつけるように、と注意書きがある。
いよいよPETだ。さすがに写真は撮れなかった。
形はCTやMRIにとてもよく似ている。白いドーナツの中に、ベットに寝そべった自分が出たり入ったり・・・
出たり入ったりと言ったが、正確に言うと、足元から毎秒1mmくらいのカタツムリより遅い速度で ”ドン ドン ドン”と音がしながら頭の方にドーナツが上がってくるかんじ。
とにかく15分かけてゆっくりなので、天井を見ていないと動いてるんだかわからないほど。
音は、ちょうど、人間が頭の向こうで餅つきをしているようなかんじ。”そらもう一丁!” ”ほらきた!” ”どっこいせ!”と、つい合いの手を入れたくなる絶妙なタイミング。
15分でPETが終了すると、ゴージャスなラウンジに案内される。
写りが悪かったり、判定がしにくい場合は再検査があるとのことで、まだ甘いものは禁じられている。OKが出ると、ここからは飲食自由。ラウンジのテーブルには甘い物がわんさと置いてあるし、自動販売機も飲み放題。
ここでも水分を取って、放射線物質をせっせと尿で出さなければならない。
15分ほどゆっくりすると、結果が出たらしく、再び撮影写真と共にクラウンに乗せられて元の建物に。
本当ならばこの後、検査結果の報告が医師からあるのだが、それは後日にしてもらった。
検査の後役所に行く用事があり時間がなかったのと、急に始まった生理で検査出来なかった”子宮頸がん”検診を行うため、いずれにしても後日再来院しなければならないからだ。
受付で昼食券をもらい、私服に着替えて病院を後にする。
※感想※
思ったより気軽に出来る。検査に来ている人も思ったより多かった。注射が苦手な人は少し辛いかも?できれば1年か2年に一度は実施したいと思った。また、もう少し安くなるなら、妹や父母などにもさせてあげたいな、と思った。健康はお金には替えられない。
今回負担費用は105000円也。
※追記※
8/1にPETについて書いたが(一台10億なので一日何人検査しないと云々・・・)、ここ福岡和白PET画像診断クリニックには、なんと二台置いてあった。PET検査室1と2があったからだ。
しかも良く考えると、専門の建物まで建ててしまってる。つーことは、計算しなおして一日あたり・・・ごにょごにょ・・・
私が見た限りではPETは繁盛していたように思う。ほんの1時間弱しかいなかったが、待合室に5人はいたもの。